★今日の四字熟語は
一陽来復(いちようらいふく)
悪いことが続いたあとに、ゆっくりと幸運のきざしが現れ始めること。
陰が極まって、また陽にかえるという易学の理論から、冬至をさし、本来の意味は「冬が去って春がめぐり来ること」
中国の陰暦では10月はすべて陰の気で覆われ、11月になると陽の気が復活し、冬至を境に長くなっていきます。
つまり、衰えていた太陽の力が再び勢いを増してくるというわけです。
そのため、新年が来るという意味の他に、悪いことが続いたあとに幸運が来るという意味も込められているのです。
良くないことが続いている人も、「さあ、これからは良いことがどんどんやって来る」と気持ちを切り替えることができます。
そういうきっかけを与えてくれる言葉でもありますね。
「一陽来復」の「復」という文字には元々「戻る」という意味があります。
ちょうど太陽が、夜の闇の中に姿を隠し、この世を暗黒の世界にしていたが、明けない夜はないように、再び太陽が昇ってくる。
その時の光の一条が地上に光明を放つ、このイメージですね。
この冬至の日、旧中国では、この日から新年の始まる日とし、仕事を休み、徹夜したり赤豆の粥を作ったり酒宴を設けたりして、先祖を祀り万物のよみがえりを祝いました。
注:「一陽来福」と書くのは誤りなので注意しましょう。
俗界と聖界との架け橋に見る日の出
伊勢神宮 内宮には、日本人の総氏神である天照大御神がお祀りされています。
ちょうど日の出が真正面に見える宇治橋は、俗界と聖界との架け橋と言われています。
冬至を中心として前後1ヶ月間(11月下旬~1月下旬頃)は宇治橋の大鳥居からは美しい日の出を望むことができます。
2018年三が日の日の出時刻
お正月の三が日、日の出時間をご紹介します。
2018年
1月1日 6時58分44秒
1月2日 6時58分56秒
1月3日 6時59分05秒
お正月は晴天が多いので、初日の出を拝む確率も高いです。
新しい年を明るく大きな希望に満ちた年にしたいですね。
伊勢神宮の神さまは天照大御神(あまてらすおおみかみ)という太陽の女神さまです。
元旦の朝を太陽の神さまと一緒に迎えられると、いろいろな意味で明るい年を迎えられそうです。
元旦に限らず、早朝に内宮さんに行くとスマホで撮影している人たちで混み合います。
ここは、時間的に混雑の回避方法はないので、気合でがんばるか、最初からメインをお参りにして日中の太陽とともにゆっくりするのもいいと思います。
伊勢神宮というところは、神聖な空気を誰もが感じると思いますので、自分なりの参拝方法で十分に満足できるでしょう。
「伊勢神宮に初詣」するときの3つの注意点
伊勢神宮初詣の参拝者数は全国的にみると驚くほど多いわけではありません。
しかし、冬は伊勢志摩の海の幸が旬のため、旅行を楽しみながら初詣でを伊勢神宮にされているという人も少なくありません。
- 交通機関
- 駐車場
- パーク&バスライド方法
近鉄では大晦日から終夜運転をします。
JR参宮線は実施していないため始発を利用してください。
A駐車場は7時半ぐらいに満車。
B駐車場は9時頃に常設の駐車場は満車になります。
車でなければ困るという人は、伊勢神宮の内宮B5・B&駐車場または神宮周辺の臨時駐車場を利用します。
特別な事情で車でなければならない場合以外は、名古屋、大阪、京都から電車を利用することをオススメします。
(臨時の駐車場でマイカーから無料のシャトルバスに乗換えて、伊勢神宮 内宮・外宮方面へ参拝するというもの)
どうしても、車という人は「県営サンアリーナ駐車場」に停め、駐車場からシャトルバスで内宮さんへ向かいます。
※車椅子の方やお体が不自由な方は、シャトルバスがバリアフリーではないため乗車が困難です。
※初詣時の内宮、外宮周辺の交通規制については障害者手帳等を提示すれば交通規制中であっても内宮A駐車場へ行くことが出来ます。
伊勢神宮(内宮)の位置はここ。
あとがき
初日の出を拝むためではなかったのですが、団体旅行で観光を兼ねて「お伊勢さん」へお参りに行ったことがあります。
伊勢神宮の近くに流れる川の水がとてもキラキラしていて、心が洗われるような感覚だったのを今でも鮮明に覚えています。
あまりにキレイで、この世のものとは思えないくらい!まるで三途の川のイメージでした。
それはそれは神秘的な雰囲気で、確実に神さまがいらっしゃるように感じました。