有頂天外になるとき~動作のマネの是非がある

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褒められることの喜び

失敗してもへっちゃら!
できちゃいそうな気分!!
なりきり気分!!

みんなみんな、まねっこしながら
どんどん「できる!」が重なっていくよ。

★今日の四字熟語は★

有頂天外(うちょうてんがい)

有頂天より外に出るということから、
このうえなく大喜びすること。

喜びのあまり、我を忘れてしまうほど夢中になること。

生きてるものは、仏教でいう三界(さんがい)の
「欲(よく)界」・「色(しき)界」・「無色(むしき)界」をぐるぐる回るんだそうです。
「三界に家なし」のあの「三界」です。

「有頂天」というのは、仏教では、「有」=存在、「頂」=最上、ということで、
この世で一番上の、最高の世界をいいます。
あくまでも仏教の世界で考えている話です。

仏教では、生きてるものは欲(ヨク)界・色(シキ)界・無色(ムシキ)界という三つの世界、
すなはち「三界(サンガイ)」をぐるぐる回るんだそうです。

そこで、生きとし生けるものの最高の喜びである、
我を忘れるほどの喜びで夢中になることを、有頂天になる、と表現します。

その「有頂天」を飛び出すほどに大喜びし、無我夢中になること、
これを「有頂天外」といいます。

<用例>
へその下を住家として魂がいつの間にか有頂天外へ宿替(やどかえ)をすれば‥(『浮雲』二葉亭四迷)

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マネが自分の挑戦の第一歩

幼稚園のお教室ではおとなしく椅子に座っているお友だち。
おうちでは、「いやー」とだだをこねているのにね。

そんなお兄ちゃん、お姉ちゃんが見ているから
いろんな姿はいつだってとても刺激的!

ひとりで着替えを頑張って褒められてるお友だち。
モリモリおいしそうに食べて、褒められてるお友だち。
おトイレで、上手におしっこして褒められてるお友だち。

そんなお友だちが隣にいると
ガゼン褒められたくて
わけも分からずひとまずトイレの便器に座る!

そんなマネが自分の挑戦の第一歩です。

「子どもは、子どもたちの中で育つよね!」

2歳のお友だちが、大きいお友だちのマネして
逆立ちのつもりで、でんぐりかえし!
気分はもう5歳!有頂天外になってます!!

絵本を広げてでたらめなお話をつくって
絵本を読んでいる気分になる。

あとがき

周りの子が褒められると
自分も褒められたくなってくる。

これは集団心理の一つなのだろうか。

褒められたくなる気持ちも分かるけれど、
私はちょっとひねくれもの。

周りの子のマネをしたくない気持ちが湧いてくるのだ。
同じことをマネすれば、先生に褒められて一件落着なのに。

ついつい、隣の子が右を向くと、
私は左を向く。
そして、心の中で有頂天外になるのだ。


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