一挙両得~1つの楽しみが倍増する喜び

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今日の四字熟語は

一挙両得(いっきょりょうとく)

1本で2度味わえる?

写真はきな粉とみたらし団子
(きなこ味とみたらし味を楽しめるので、一挙両得と言いたいところですが・・)

なんと、みたらし団子は太りやすいスイーツ第一位と言われているのをご存知ですか?

なぜ、みたらし団子が一番太りやすいのか

みたらし団子3本に含まれる糖質は、なんと100g
これはご飯2杯分に相当!

3本ぐらいペロリと食べられそうなみたらし団子、知らないうちにご飯2杯分も食べているとは。
これでは太る原因になりかねません。
ところが、朗報があります。
きな粉は太りにくいと言われているのです。

きな粉は太りにくい?

きな粉が太りにくい理由は、植物繊維が多いこと。
植物繊維が多いと、糖質や脂質の吸収を抑制してくれる働きがあるのです。

ただし、砂糖がはいっているきな粉はNGで、きな粉オンリーの無糖のものを選びましょう。

また、きな粉を豆乳や牛乳に入れて混ぜて飲んでもOK!
太りにくくなると言われています。

★今日の四字熟語は★

一挙両得(いっきょりょうとく)

一つの行動や動作をするだけで同時に二つの利益を得ること。

一度に二つの目的がかなうこと。
また、わずかな労力で多くの利益を得るたとえ。

「一挙」は一つの動作・行動。
「両得」は
①一度に二つの利を得ること。
②両者がともに利益を得ること。

出典:中国晋王朝(西晋・東晋)について書かれた歴史書。
『晋書』(しんじょ)の束皙(そくせき)伝より

「一挙両得」は「一石二鳥」と同じ意味?

「一挙両得」は一つのことをして、二つの成果を得るたとえです。
同じ意味に使われる言葉で「一石二鳥」というのもあります。
この両者は同じ意味に捉えられていますが、「一石二鳥」の語源はまったく違います。

<「一石二鳥」の語源は英語?!>
kill two birds with one stone.
「一石二鳥」は一つの石で二羽の鳥を撃ち落とすという文章からきています。

つまり、日本語ではなく英語から来ているのです。

どこの国でも表現こそ違え、人間は似たようなことを考えるんですね。

<用例>
庭掃除で落葉をかき集めたら堆肥になった。庭はきれいになるし、一挙両得だ。

旅先で知り合った人の家に泊めていただき、宿代が浮いた上に土地のことをいろいろ教えていただいた。まさに一挙両得だった。

ホテル住まいをする費用がないという問題も一挙両得に解決されて、ウェイバーはますます自分の機転に惚れ惚れしていた。虚淵玄『Fate/Zero Vol.1 「第四次聖杯戦争秘話」』より引用

一挙両得!恋愛とビジネスは同じ?

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「恋愛とビジネスは同じだ」と言った人がいます。

関心を持って相手に話かける、
すると相手からも関心を持たれる、
という関係は、まさに恋愛の入口そのもの。

下手な営業マンは自分の売上しか考えていないことが見え見えなので、お客様は関心を持ちません。

しかし、できる営業マンは昔から質問上手と言われてきました。
つまり、お客様の心を捉えるのです。

お客様に商品を売りこむ以前に、
「この人は何を求めているのか、何に困っているのか」を知ろうとします。
その「知る」手段が、お客様の価値観や生き方などに対する問いかけなのです。

万一、ビジネスに行き詰まりを感じたら、相手に関心を抱いて、何か尋ねてみる。
そこから何か、気づきが生まれるかもしれません。

それは一挙両得以上に、実のある人生の出発点になるのでは?

あとがき

「虻蜂取らず(あぶはちとらず)」という言葉をご存知ですか?
欲張ると結局何も得られないという意味ですが、蜘蛛の巣にかかったアブとハチは何も取れません。

ここで、反対の意味の諺に
「一挙両得」があります。
あれもこれもと欲張ってしまうと「虻蜂取らず」になり、こつこつ地道に頑張っていたら「一挙両得」になっていた・・
と、こういうこともあると思います。

欲も必要ですが、欲が重すぎると効果は薄れます。
人生の勉強はまだまだこれからです。^^


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