公明正大タイプの性格~意外と気づかないお節介

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今日の四字熟語は公明正大

電車の中で話す人を見るとイライラする、
会議に遅刻する後輩に腹が立つ、
マナー違反や、規則にルーズな人を見ると怒りが湧いてきます。

公明正大な性格の人は、正義感が強く使命感に燃えているため、他人のことに口出しをして人間関係をぎくしゃくさせてしまったり、
すべての行動を“勝ち負け”で捉えたりすることもあります。

信号が青になった途端、先頭に立とうと競争意識が湧いていませんか?

★今日の四字熟語は★

公明正大(こうめいせいだい)

公明正大の意味:
心が潔癖で、公正に物事を行うこと。

「公明」は、公平で隠しだてのないこと。
「正大」は正しく堂々としていること。

<用例>
吾等が恋愛はすべからく公明正大にして大胆なるべし。何物も恐るる勿なかれ。
陰影にかくす勿れ。光にさらすべし。月夜に語るもよし。只ただ二人語るべし。
(国木田独歩『欺かざるの記』より)

・・・、サモ天地に恥じない公明正大の人であるかのような平気な顔をし・・・
(内田魯庵『三十年前の島田沼南』より)

公明正大な性格の人の特徴
正義や信念をしっかり持ち、常にそれを貫くタイプで、自分が信じることに脇目もふらず突き進みます。

長所
正義感が強く、道徳を重んじる高い理想の持ち主で、物事を秩序づけ、ルールを実直に守ります。
マナーの悪い人に面と向かって注意するような行動力と、冷静に物事を考える面を兼ね備えています。

短所
使命感が強いので、実力以上の仕事を背負い込みがちです。
自分だけではなく他人にも厳しいので、
ルールやマナーに関して自分の意見を押し通そうとし、それが高じて周囲から気難しい人と思われてしまうこともあります。

怒り方に癖がある

  • 自分には裁く権利がないことでも、それに介入して裁こうとする
  • 正義を通すために、時には法を超えてもしかたないと思う
  • 自分がしつけなければならないと思う
  • 少しでも曲がったこと、正しくないと思うと許せない

傍らには、キーワードがあります。
道徳心 正義感 倫理観 裁く マナー しつけ 親的態度など

本人はとても良い性格だと思っていますが、
周囲の人は、たまったものではありません。

公明正大な人は意外にお節介な性格をしているので、改善の余地が十分にあるのですね。

性格の改善トレーニング

裁判官や警察官でない限り、人は他人を裁くことも罰することもできません。

誰かに対して評価をすることは自由ですが、そのことと罰することは違います。

間違っていると思ったら指摘しないと気がすまない、上から目線であり、なかなか自分の非を認めることができません。

自分ができることと、できないことを区別する努力が必要です。

イライラを防ぐ方法

あなたはいつもイライラしています。
そのイライラをを減らすには、
どうしたらいいでしょう?
・部屋でアロマキャンドルを焚く
・テレビを観ない
など、
静かなひとときを過ごす工夫をします。

あとがき

どうしても、自分の周囲の流れが気になる。
また、職業的に気にしなければならないこともあるかもしれません。

そんなとき、恐ろしいことが起こっています。
自分自身が見えなくなっているのです。

だから一歩離れて時を止めて、上から目線ではなく、天井あたりから自分がどうやって見えているのか、見える工夫をしてみましょう。

ひょっとしたら、新鮮な発見があるかもしれませんよ。


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