冷静になると見えるものが増えてくる~冷静沈着

reisei-chinchaku

今日の四字熟語は
冷静沈着(れいせい-ちんちゃく)

冷静沈着になりたいのに‥

同僚が肺炎で急な休み、
そして、続いてのインフル休み‥
二人分の仕事が私にやって来たのだ。

しかし、凹んでるヒマはなかった(T_T)
歯医者を予約してるのに、行けるかなぁ
法事、行けるかなぁ‥

こんな時こそ、冷静沈着にならなくては。
何事も焦らず前を向いて!!
マイペースで乗り切らないといけない。

人生はいいことあれば悪いこともあり
結局プラマイゼロなのかな?と思うけど、
経験の収穫増えたんだから、良しとしようか。

★今日の四字熟語は★

冷静沈着(れいせい-ちんちゃく)

冷静沈着の意味は、
何事にも動じずに、落ち着いていること。

「冷静」と「沈着」はどちらも何事にも
動じることなく、落ち着いていることで、
似た意味の言葉を重ねて強調した言葉です。

「冷静」は感情に左右されない様子をあらわす言葉。
「沈着」は、驚いたり取り乱したりせずに物事に動じない態度のこと。

上記の事から、冷静沈着とは、動じることなく平常のままでいる様子をさす四字熟語。
また、「沈着冷静」とも言います。

<例文>
冷静沈着でいるためには、色々な修羅場を潜り抜けた経験と身につけてきた自信が必要だ。

・部長は冷静沈着すぎて面白みはないが、いざというときに慌てないで物事を判断できる人だ。

あることを判断する時、冷静にならないと失敗に終わってしまうことがあります。
時間がなく慌てている時こそ、後悔した経験はありませんか?

そんなとき、冷静沈着になると、
ここぞという時に力を発揮し、ビジネスやプライベートでもメリットをもたらします。

人は予想外の事が起きたり、時間がなくなったりと、ピンチの状態になるとパニック状態になります。
判断力が欠けているこのような状態の時に、物事を判断しようとすると大抵失敗します。

ビジネスでもプライベートでも、選択しなければいけない場面はたくさんあります。
冷静沈着な心を身につけることで、様々なことに成功しやすくなるのです。

冷静沈着という言葉を聞くと、
人によっては、冷たい人を想像する人もいると思います。

しかし、冷静沈着は動じない余裕がある様子を指す単語の為、
冷たい性格を表しているわけではありません。
性格が明るくて面白い冷静沈着な人もいるのです。

■冷静沈着のメリット

勢いで行動しない為、後悔が減る。
リスクが最小限に抑えられる。

普段から冷静でいると、ここぞという時に力を発揮できます。
人生は選択の連続。自分の選択を後悔しないためにも、
またベストな判断をするためにも冷静沈着でいられることは重要です。

■冷静沈着な人の特徴

冷静沈着な人には、共通点があります。
彼らの特徴を理解することで、
物事を冷静に判断する力を身につけるコツを掴むことが出来ます。

そこで、どのような人が冷静沈着と呼ばれているのか、調べてみました。

判断力・決断力がある
冷静沈着な人は判断力や決断力があります。
買い物に行く時に直感で「いいな」と思うものを手に取ることは誰でもあります。
そこから、この商品を買うか買わないかの判断をする時に、
気持ちに任せて買ってしまうと、後悔してしまうことも出てきます。

その時は欲しいなと思って買ったけれど、同じような服が家にあった‥。
判断力がある人は、
この先本当に必要かどうか、
買うべきか買わないべきかを判断します。
そのため、使わない物で溢れているということもありません。

自信がある
人は想定外の事が起きたり、自分では対応しきれないことが起きると
心が乱れて冷静な判断ができなくなります。

人生経験が豊富で過去の経験から自信をつけている人は冷静沈着でいることが出来ます。
過去にやってきたことが成果になると、それが自信へと変わっていきます。
自信がつくと、たとえ、新しい事が起こったとしても過去の経験から応用し、
判断することができるようになります。

行動する前に考える
冷静沈着な人は行動する前に考える癖が身についています。

たとえ、会社にとっていい仕事をしていたとしても、考えなしの行動は周りを不安にさせ、
賛同を得られない可能性が高くなります。

仕事を上手に進めるには、物事の本質を捉えて必要なものを選び、
不要なものを捨てることが大切です。

冷静沈着でいられる人は、
「この件に関してはもういいや」と諦めることができます。
また、やっても意味のないものや効果のないものに対して、
必要ないと捨てることができるのです。

物事を客観視できる
物事を判断する時に、主観的に判断するのではなく客観的に判断することが出来るのが
冷静沈着な人の特徴でもあります。

自分勝手な行動をしている時には「何かおかしい」と気付くことができるようになります。

自制心が強い
冷静沈着な人は自制心が強い人でもあります。
自制心とは自分の欲望や感情をコントロールする力のことです。

例えば、大切な会議の前日に好きな人とディナーに出かけた場合、
夜眠るのが遅くなったりお酒を飲みすぎて二日酔いになってしまう可能性があります。

しかし自制心が強い人の場合は、ディナーに行きたい気持ちを抑えて明日に備えることが出来ます。

ピンチをチャンスだと考える
冷静沈着でいられる人は、ピンチの時をチャンスだと思う傾向にあります。
トラブルに直面した場合、将来の自分になくてはならないピンチの時があります。
トラブルというのは必ずしもマイナスな結果を生み出すのではなく、そこから学ぶことや発見がたくさんあります。

周囲の事を理解している
人は情報を知っている状態になると、心が落ち着きます。

そのため、知っているという状態をつくることは冷静でいられる為には重要なポイントです。
冷静沈着な人は周囲を理解する力があり、トラブルや悩みを常に少ない状態にしているのです。

洞察力がある
洞察力とは、観察しただけではみることができないものを直感的に見抜く力の事です。

例えば、飲み会の途中で上司から「お前はもう遅いから帰れ」と言われた時、
そのままの意味で捉えるのではなく、空気を読んで裏の言葉の意味を読むことができるのです。

決めることは後回しにしない
冷静沈着な人は物事を決める時にはすぐに決めます。
すぐに決めると言っても、焦って決めるわけではありません。

決めなければいけないことがあれば、
優先順位を考え、時間をとって決断します。

自立心を持っている
冷静沈着な人は自立心を持っていて周りの意見に左右されないという特徴があります。
周りの意見を聞いて、コロコロと意見が変わってしまうと、安心できなかったり落ち着くことが出来ません。

人の意見にはしっかりと耳を傾けつつも、人の意見に流されずに物事を判断する力があります。

冷静沈着になるには

ここではコツについてご紹介します。

直感を信じる
冷静沈着になるには感情と理性のバランス感覚を身につけることが重要です。
感情に流されずに理性ばかりを優先してしまうと、考えすぎてしまい
逆に行動力に欠けることになります。
このバランスを上手く保つコツは、自分の直感を信じることです。

自分の直感的に「上手くいきそう」「やりたい」「できそう」「面白そう」などの
ポジティブな気持ちがもてた時に、
この感覚を頼りに物事を客観的に見たり周りを納得させる理由などを考えていきます。

そうすると、自分の考えを深く考える事が出来るようになり判断しやすくなります。

一生懸命になって考えるよりも、
潜在意識から出てくる答えを深く考えるほうが判断力があがります。
普段の生活でパッと頭の中に出てきたイメージを中心に考えることで
判断力を鍛えることが出来るのです。

一人の時間を大切にする
冷静沈着な人は一人の時間を大切にしている傾向にあります。
一人でゆっくりと時間を過ごすことで、
自分を客観的に見つめなおすことが出来るようになるのです。

また、自分の趣味に時間を作るようにできる人は、ストレスが溜まりにくく余裕を持てるようになります。

覚悟を決める
不安や恐怖を抱えていると、冷静になる事は出来ません。
この不安や恐怖から解放されるには覚悟を決める必要があります。

どんな結果になっても受け入れようとする覚悟が始めにあると、
何が起こっても冷静に対処することが出来るのです。

人は何かに挑戦する時に、先の結果がどうなるか分からない不安を感じます。
その不安を考えると前に進めない時があります。

今出来る限りの事をして実際に行動に移した結果、
それが失敗であったとしても、またその失敗をバネにすればいいだけの事です。

失敗を怖がっていたら決断が出来なくなります。
なるようにしかならないと開き直るくらいの気持ちで覚悟を決めると、
冷静な心を養うことが出来ます。

呼吸を整える
人は仕事のプレッシャーや不安や悩みなどで精神的なストレスがかかると呼吸が乱れます。
イライラした時や緊張している時などマイナスな感情が働くと、
呼吸が速くなるのを感じたことある人も多いはずです。
浅い呼吸を繰り返すと血液中に二酸化炭素が増えて筋肉がこわばったり、集中力もなくなってきます。

「自分の呼吸は今速くなって来ているな」と感じた場合、
まずは呼吸を整えて気持ちを落ち着かせるようにしましょう。

reisei-chinchaku2

あとがき

人生には判断しなければならないことがたくさんあります。
判断を失敗しない為には冷静沈着になることがとても重要です。
冷静に物事を判断できるようになると、
ビジネスでもプライベートでも成功する確率がグンッと高まります。

今、“冷静沈着”という四字熟語について書いていて、ハッと気がつきました。
今日は、東日本大震災から8年が過ぎた3月11日。
あの日から少しも色あせない震災。

あの日、停電で電気が消えた夜道を、
1時間30分ぐらい歩いて帰ったっけ。
あのとき、冷静沈着だったかどうか‥


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