雲煙過眼と思う～痴漢をなぐってしまいました

ある女子高生の驚愕の告発

初めての痴漢遭遇・・
自分も、電車に乗りたくなくなったし、学校にも行きたくないと思ったので、この女子高生の言葉は身に沁みるように感じました。

学友にも言えず誰にも言えず、自分の中に押し込んで鍵をかけたものです。
でも、もう一生忘れられないですね。

★今日の四字熟語は★

雲煙過眼（うんえんかがん）

雲や煙が、目の前をたちまち過ぎ去ってしまうように、
物事を長く心に留めないこと。
物事に深く執着しないこと。
また、わだかまりや悩みが消え、さっぱりした気持ちになることもあります。

雲や煙のような、過ぎ行くことに、あまり気を使わないこと。

「雲煙」は雲と煙、転じて雲や霞（かすみ）のように消えやすいもの。
「雲烟」とも書きます。

「過眼」は、目の前を過ぎること。

出典：蘇軾『宝絵堂記』

＜用例＞
・伯父は若いころから、名刺にとらわれない雲煙過眼の生活を理想としていた。

・雲流るるまま、雲煙過眼に眺めるのも気持ちいい。

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痴漢をなぐってしまいました

痴漢をなぐってしまいました。
女子高生です。

毎朝の通学で使う電車はすごく混んでいて、友達のほとんどの人が痴漢に遭っていて、私も痴漢は一ヶ月に3回ぐらいは遭っています。

周りの人も気付かぬフリしてるし、面倒くさいので今までは、何もしていませんでした。

しかし、この間はテスト前ということもあり、イライラしていました。
そんなとき、また、中年のおじさんがお尻を触わってきたのです。

私は考える間もなく、彼をなぐっていました。
その人はすぐに降りてしまったのですが、人に暴力を振るったのが初めてだったので、すごい罪悪感を感じています。

痴漢や犯罪者が相手でも、暴力なんて決していけないことですよね？
その人をなぐった感覚を今でも忘れられません。
どうしたら気が楽になれるのでしょう？

なぜ警察に突き出さないの？

なぜ痴漢に遭っているのに警察に突き出さないの？って言わないで。
自分の行動にびっくりしたこともあるけれど、その人だけでなく、その家族にまで影響が及ぶと思うから嫌なの。
私が告発したら、その家庭が崩壊するかもしれない。

いい子ぶっていると言わないで。
告発しなかったら、痴漢が野放しになるってこともわかる。

きちんと警察に報告しなければいけない。
家庭が崩壊して困っても、それは相手の責任だということもわかる。

でも、そのことにとらわれたくないの。
嫌いなのは嫌いで良いけど、それにとらわれたくない。
好きなのは好きで良いけど、それにとらわれたくない。

雲煙過眼のように、深く執着したくない。

いま感じていることを大切にしたら、人生がより良くなっていくという人もいる。
でも、それだけで本当にいいのか、よくわからない。

＜あとがき＞

あるトーク番組で、演歌歌手が昔のヒット曲を歌っていた。
その曲がヒットしていた当時は、ああ、演歌か。と、気にもしていなかった。

ところが、タイムスリップのように聴こえたその歌が自分を刺激した。
とてもいいのだ。
まるで、うぐいすがさえずっているようだ・・

ワンフレーズが短いので、３回同じメロディーを繰り返したが、何度繰り返しても心地いい。

いままで雲煙過眼のように気にもしていなかったその歌が、いやに気になる。

今頃になってボイストレーニングをしたいと思うような魅力的な歌。
バック演奏がボサノバ風だった。
その曲のアレンジが演歌特有ではないのが、今の時代に馴染んだのかもしれない。