一簣之功~最後のひと踏ん張りで後悔なし!

ikki-no-kou

あともう少し頑張れば

あと少し頑張れば、納得できるのに‥

最後の詰めが甘くて、
自分自身納得できずに途中で放棄してしまうこと、ありませんか?

結果が思うようにいかなくても、
一生懸命やったのなら、
後悔することもないですよね。

★今日の四字熟語は★

一簣之功(いっきのこう)

仕事が完成する直前の最後のひと踏ん張りを言います。
仕事を完成させるための最後の努力の大切さ、
完成までに重ねるひとつひとつの努力とその大切さを示します。

「一簣」は土を入れて運ぶ竹かご、もっこ一杯の土を指します。
山を作るのに、もっこ一杯の最後の土を盛らなければ、山は完成しないということから、
仕事の最後まで気を抜かない姿勢を表します。

『書経』より 一簣之功について

山を為(つく)ること九仞、功を一簣に虧(か)く。
 九仞の山を造るにも、あと一盛りのところで止めてしまえば、山は完成しない。

がもとになって、『論語』子罕(シカン)篇に次のような記述があります。

子曰、譬如爲山。
子日く、譬(たと)へば山を為(つく)るが如(ごと)し。
孔子が言いました。人の学問修養は、喩えてみれば山を築くようなものだ。

未成一簣。止吾止也。
未だ一簣(いっき)を成さざるも、止(や)むは吾が止(や)むなり。
あと一簣(ひともっこ)で山が完成するのに、そこで止めてしまうとする。
(これは誰のせいでもない)自分が投げ出したからである。

<例文>
・残り100mのところで一簣之功をみせ、優勝することができました。

・受験まであと一か月、一簣之功が合否を分けると思います。

・何度も会議を重ね、みんなの一簣之功でこの企画が成功しました。

あとがき

試験勉強をしていて、ちょうど勉強のリズムがのってきているときに、
自分に課した時間が過ぎたからと、切りのいいところでやめてしまう。

これはとてももったいないことだと思います。
自分なりに頭脳が回転しているときには、もうひと踏ん張りすると、
予想外の達成感が訪れるものです。

睡眠時間が少なくなっても、達成の満足感から、そのあと
ぐっすり眠れたりするもんですよね。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

アーカイブ

ページ上部へ戻る