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好きな四字熟語で自分をアピールする!

mensetsu

面接試験会場で自分をアピールする方法

初めて出会う人に、どう話す?

面接試験で何を話したらいいか困っているあなたに、秘策を伝授します。
それは四字熟語です。
あなたのお気に入りをひとつ、覚えておきましょう。

人前で何を話したらいいか困ったときに、
お気に入りの四字熟語がきっとあなたを助けてくださることでしょう。

自分の好きな四字熟語をもつ

面接試験会場で自分をアピールする方法

初めて出会う人に、どう話す?
気にしなければ普通に話せるのに・・面接となると頭が真っ白になって思考能力がなくなってしまう・・
ほとんどの人がこう考えると思います。

自己紹介するときに、自分の生きる指針や「こうありたい」という理想を話すとします。

私は面接の3次試験で大ウソをつきました。
会社の理想像がいいと思い込み、
ライバルを蹴落としても会社に貢献したい旨を話す自分。
自分の性格を180度真逆に面接官に伝えたのです。

結果は不合格
当然ですよね。
自分へのウソは見抜けるものです。

面接試験で何を話したらいいか困っているあなたに、秘策を伝授します。
それは四字熟語です。
あなたのお気に入りをひとつ、覚えておきましょう。

人前で何を話したらいいか困ったときに、
お気に入りの四字熟語がきっとあなたを助けてくださることでしょう。

好きな言葉を面接で聞かれたときの答え方

好きな言葉を面接官が尋ねる理由は、
その人の人柄や考え方、行動基準を見るためです。そのため、「特にありません」や「ないです」など、と返答してしまうのはNGです。

例えば、「好きな言葉は一期一会(いちごいちえ)です」と言葉だけ回答するのは説得力に欠けます。
大事なのは、なぜその言葉が好きなのかという点です。
その言葉が好きになった理由、座右の銘にまつわるエピソード、それに基づいた行動などを考えてみましょう。

以下、
自己紹介や面接で使える四字熟語はこれです。

面接で使いたい四字熟語

atara-shinmyou

1.可惜身命(あたらしんみょう)


体や命をいとおしむこと。
「可惜」は、今のままでは惜しい、
本来大切なものや良いものが正当な扱いを受けていないことを惜しむ気持ちを示す言葉です。

「身命」は体と命という意味です。
これが転じて「体や命を大事にすること」という意味になりました。

人生において大切なものはたくさんありますが、何より自分の体と命を大切にしたいという姿勢を表現できる四字熟語です。

「かしゃくしんみょう」とも読みます。

【身】は、妊娠してお腹の大きな人を横から見た形の象形文字です。
「身」は、「みごもる」の意味から、のち
「からだ。みずから」の意味に用いられました。

比較してみよう

下記の2つの四字熟語は、
似ているようで意味がまったく違います。
両方の意味の解釈を面接試験でお話しても
おもしろいと思います。

【可惜身命:かしゃくしんみょう・
あたらしんみょう】
体や命を大事にすること。

【不惜身命:ふしゃくしんみょう】
命を惜しまないこと。

**********

ichigo-ichie

2.一期一会(いちごいちえ)

一生涯のうちに、
たった一度だけ会うこと
一生で会う機会は一度限りだということ。

千利休の茶道の筆頭の心得に、
下記の言葉があります。

『あなたとこうして出会っているこの時間は、二度と巡っては来ないたった一度きりのものです。
だから、この一瞬を大切に思い、今出来る最高のおもてなしをしましょう』
と言う意味になります。

平たく言えば、これからも何度でも
会うことはあるだろうが、
もしかしたら二度とは会えないかもしれないという覚悟
人には接しなさい、ということなのです。

一期一会の語源

一期一会の語源は、茶道の心得からきたものです。

茶会に臨む際は、
その機会を一生に一度のものと心得て、
主客ともに互いに誠意を尽くせ。

「一生に一度の会のつもりで心をこめてもてなす」という茶道の心得は、
一般には、人と人との出会いを大事にするという意味で用いられています。

千利休の弟子の山上宗二の
『山上宗二記』に「一期に一度の会」とあり
ここから「一期一会」の語は
茶道の言葉となりました。

幕末の大老・井伊直弼が
『茶湯一会集』の巻頭において、
自身の茶道の一番の心得として
世の中に広めたものが「一期一会」です。

「一期」は仏教用語で、人が生まれてから死ぬまでの間を意味し、
「一会」は主に法要などでひとつの集まりや会合を意味しています。

**********

ikki-no-kou

3.一簣之功(いっきのこう)

仕事が完成する直前の最後のひと踏ん張りを言います。
仕事を完成させるための最後の努力の大切さ、
完成までに重ねるひとつひとつの努力とその大切さを示します。

「一簣」は土を入れて運ぶ竹かご、もっこ一杯の土を指します。
山を作るのに、もっこ一杯の最後の土を盛らなければ、山は完成しないということから、
仕事の最後まで気を抜かない姿勢を表します。

『書経』より 
山を為(つく)ること九仞、功を一簣に虧(か)く。
 九仞の山を造るにも、あと一盛りのところで止めてしまえば、山は完成しない。

がもとになって、『論語』子罕(シカン)篇に次のような記述があります。

子曰、譬如爲山。
子日く、譬(たと)へば山を為(つく)るが如(ごと)し。
孔子が言いました。人の学問修養は、喩えてみれば山を築くようなものだ。

未成一簣。止吾止也。
未だ一簣(いっき)を成さざるも、止(や)むは吾が止(や)むなり。
あと一簣(ひともっこ)で山が完成するのに、そこで止めてしまうとする。
(これは誰のせいでもない)自分が投げ出したからである。

<例文>
・残り100mのところで一簣之功をみせ、優勝することができました。

・受験まであと一か月、一簣之功が合否を分けると思います。

・何度も会議を重ね、みんなの一簣之功でこの企画が成功しました。

**********

kyakka-shouko

4.脚下照顧(きゃっかしょうこ)

自分の足もとをよく見なさいという意味の四字熟語です。

もともとは禅宗の言葉で、自分の外に理想を求めるのではなく、まずは自分の足元から見直して反省するべきだという意味を持ちます。

これが転じて、他に向かって理屈を言う前に、まず自分の足元を見て反省せよの意で、身近なことに気をつけるべきことをいい、
「他人にあれこれ言う前に自分の足元を見つめ直せ」や、「身近な事に気を向けるべき」という意味になっています。

「脚下を照顧せよ」から仮名を除くことで脚下照顧という表現の仕方が生まれました。

なお、脚下照顧を直訳した、「足もとをよく見て確かめるように、身近な事に気を付けよ。」という意味もあります。

脚下は、足もとを意味し、転じて、本来の自分、自分自身。
顧は、反省し、よく考える、或いは、よくよく顧みることを意味します。

または日常生活の直視を促す語。
※直視=
1.目をそらさないで、まっすぐに見つめること。
「相手の目を直視する」
2.事実を正しくはっきりと見ること。
「現実を直視する」

<出典>
鎌倉時代の三光国師(孤峰覚明(こほうかくみょう)が禅の極意を説明した。
弟子の1人が「禅の極意とは何ですか」と問うと、
ただ一言「照顧脚下(しょうこきゃっか)」と答えられた。

「自己を問う宗教」である禅の極意を三光国師は「照顧脚下」の一語で見事に言い尽くした。

禅寺では庫裡(くり)の玄関の 1本の柱に、この「照顧脚下」の4文字を書いた板を張りつける習慣になっている。
なぜか柱の下のほうに張りつけるために、一般には「はきものを揃(そろ)えよ」という教えとして受け取られることが多い。

kyakka-shouko2

「はきもの」への指示であれば、平仮名で「はきものをそろえましょう」と書けば、小学生にもわかることですが、
三光国師のお言葉「照顧脚下」そのままであるのは、庫裡の玄関で「まず自己を問え」と一喝(いっかつ)を与えているのですね。

現代日本人は、概して外へ向かっての観察は得意ですが、内に向かって自己を観察することは苦手のようです。

佛教に「法句経(ほっくきょう)」というわかり易(やす)い和訓のお経がある。その中に次のような一句がある。

「おのれこそ、おのれのよるべ、おのれを措(お)きて、誰によるべぞ。よくととのえし、おのれにこそ、まことえがたき、よるべをぞ獲(え)ん」と。

つまり「自分を頼りにせよ」と教えています。

我侭(わがまま)勝手な自分では、周りに迷惑を及ぼすだけであり、よく自己調整ができていることが大事である。

車の調整は毎日でもするが、その車を運転する自分自身の調整を忘れているかもしれない・・。
現代人の盲点といえるでしょう。

**********

nanakorobi-yaoki

5.七転八起(ななころびやおき)


「しちてんはっき」とも読みますが、「ななころびやおき」が一般的に知られています。

七度転んでも八度起き上がる意から。

▽一般に「七転ななころび八起やおき」という。
「転」は「顛」とも書く

語呂の良さから、多くの方がご存知のことかと思います。
失敗を反省しつつも、それを繰り返さないようにするためにはどうすればいいのか改善策を常に考えるようにすること。
何度失敗しても立ち上がる努力をするという意味があります。

<例文>
耻(はじ)もかく。名誉も得る。七転八起。一栄一辱。棺に白布(しらぬの)を蓋(おおう)にいたって。初て其(その)名誉が定まるんだ。
(坪内逍遥『当世書生気質』)

よく似ている言葉「七転八倒」とは

「七転八倒(しちてんばっとう)」と混同される場合も多いですが、こちらも読んで字の如く、「七回転び、八回倒れる」という意味になりますし、読み方も「しちてんばっとう」となり、音さえも違います。

病気による苦痛という意味もありますが、

七転八倒の意味はとても苦しくつらいもの。
この中で使われる「七」と「八」の数字は、数が多いという例えになり、
それほどの困難という意味で使われるんですね。

面接に利用できる理由

七転八起
仕事で失敗をしても、成長するためには立ち上がる強さが必要なので、成長を続けられることを、アピールします。

困難に直面しても諦めない心意気を持ちましょう。

あとがき

<今回の四字熟語は以下の5つです。>

  1. 可惜身命(あたらしんみょう)
  2. 一期一会(いちごいちえ)
  3. 一簣之功(いっきのこう)
  4. 脚下照顧(きゃっかしょうこ)
  5. 七転八起(ななころびやおき)

今回は上記の5つを選んでみましたが、
他にお気に入りの四字熟語がありましたら、加えてみるのも楽しいです。

面接試験で困っているとき、
スピーチの場を与えられたとき、
ひとつ四字熟語を覚えておくとその四字熟語が、あなたをフォローしてくれます。
せっかく今ここにいるのですから、
七転八起で、ダイナミックにいきましょう。


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