七転八起の意味~あきらめない心意気

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今日の四字熟語は
七転八起(ななころびやおき)

あなたは生きているのだから、行動することに大きな意味があります。
しかし、行動には失敗や挫折がつきもの。
そういった人生にまつわる様々な行動を、昔の人はこの四字熟語で表してきました。

★今日の四字熟語は★

七転八起(ななころびやおき)
「しちてんはっき」とも読みますが、「ななころびやおき」が一般的に知られています。

七度転んでも八度起き上がる意から。

▽一般に「七転ななころび八起やおき」という。
「転」は「顛」とも書く

語呂の良さから、多くの方がご存知のことかと思います。
失敗を反省しつつも、それを繰り返さないようにするためにはどうすればいいのか改善策を常に考えるようにすること。
何度失敗しても立ち上がる努力をするという意味があります。

<例文>
耻(はじ)もかく。名誉も得る。七転八起。一栄一辱。棺に白布(しらぬの)を蓋(おおう)にいたって。初て其(その)名誉が定まるんだ。
(『当世書生気質』坪内逍遥)

よく似ている言葉「七転八

「七転八倒(しちてんばっとう)」と混同される場合も多いですが、こちらも読んで字の如く、「七回転び、八回倒れる」という意味になりますし、読み方も「しちてんばっとう」となり、音さえも違います。

病気による苦痛という意味もありますが、

七転八倒の意味はとても苦しくつらいもの。
この中で使われる「七」と「八」の数字は、数が多いという例えになり、それほどの困難という意味で使われるんですね。

あとがき

テレビ時代劇「必殺」シリーズのしゅうとめ役など名脇役として知られた女優の菅井きんさん)が2018年8月10日、心不全のため亡くなりました。(享年92歳)
1973年からテレビドラマ「必殺」シリーズに主人公・中村主水のしゅうとめ役として出演、「ムコ殿!」のせりふで大人気。

映画「ぼくのおばあちゃん」(2008年)では82歳で主演し、世界最高齢映画主演女優としてギネス認定されています。

「美人に生んでくれなくてありがとう」と両親に感謝されたそうですが、彼女は気さくで親しみやすいキャラを持っていました。

ふだん、ドラマを観ないのに、菅井きんさんの名前だけは知っている人が多いのもうなずけます。
彼女は30歳を越えてから女優の仕事が増えたそうです。
まさに七転八起の人生だったのでしょうね。


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