
悪戦苦闘と善戦健闘の結論が面白い
「悪戦苦闘」の反対語には「善戦健闘」があります。
「善戦健闘」は一生懸命戦っているのですから、とても良い言葉に聞こえますよね。
ところが、この「善戦健闘」という言葉は、
「善戦健闘むなしく、敗れる」と言うように、
負けてしまった場合に用いられるのです。
そして、「悪戦苦闘」という言葉は、
とても苦しそうな状況を表現しますが、
「悪戦苦闘のすえ、勝利を得る」と言うように、結果OKの場合に用いられることが多いです。
このように、内容的に結果が逆転する四字熟語なんです。おもしろいですね!
★今日の四字熟語は★
悪戦苦闘(あくせんくとう)
困難を乗り切るために非常に大きな努力をすること、
また、そういう状態にある時にも使います。
つまり、困難な状況の中で、
苦しみながらも一心に努力すること。
【悪戦苦闘の由来】
強大な敵に苦しみながら闘うことが言葉の由来となっています。
【例文】
・今日の宿題は難しかったね。私も悪戦苦闘したよ。
・父への誕生日ケーキを作るのに悪戦苦闘したけど上手にできたから渡すのが楽しみ。
・息子の寝かしつけに悪戦苦闘している。なぜなら寝かしつけている間に一緒に寝てしまうのだ。
悪戦苦闘という四字熟語を調べていたら、
素敵な学習方法をみつけました。それは‥↓↓
知能指数が上がる朝の15分間学習方法
朝の15分間は、脳を活性化・集中して
学習に取り組むための最適な時間です。
モジュール学習とは、いわゆる「脳トレ」のこと。この脳トレを毎朝行うのです。
脳が集中しやすい朝の15分間、毎日同じことを繰り返します。
そのため、最初はついて来られなくても、
繰り返すうちに子どもはついて来られるように成長していく‥。
教師は子どもに合わすのではなく、
子どもがついて来れるように、指導を磨いていきます。
これは45分の授業を15分のモジュール(構成要素)に分け、
それが3つ集まって1回分の授業とカウントすることから来ています。
こんな素晴らしいお話をみつけました。
悪戦苦闘が辛くないモジュール学習
山口県山陽小野田市では生活習慣の改善と平行してモジュール学習を導入したのです。
そうしたら、全児童の知能指数の平均が102から110に上昇!。知能指数は鍛えれば伸びるということなんですね。
そこには、その伸ばし方にもキモがあります。
ここでのキモは何かというと、スピード・テンポ・タイミングです。
主な学習は音読と計算で、スピード感を意識して行います。
スピード感を意識できるよう、
教材はテンポよくできるものを選びます。
たとえば、詩や俳句などを大きな声で暗唱したり、百マス計算、百玉そろばんをしたりする。
決して覚えるための作業ではないのに、
子どもたちは興味津々。
悪戦苦闘しながらも、それが楽しいので結果的には全て覚えてしまっている。
重要なのは、単純な計算を暗算で高速に解いていくこと。
複雑な計算や、いわゆる「考えさせる問題」はこの学習では適しません。
同じ問題を反復することで、
子どもは2週間もたてばおよそ半分の時間でやるようになっていく。
これは「やればできる」という子どもの自信に繋がります。
この学習方法の魅力は、競争相手は周りではなく、自分自身であることを子どもに意識させること。
時間を区切るのは、できない子を見捨てることでは決してありません。
4分かかっていた子が2分でできるようになるのと同様に、
5分間で百問できなかった子が百問できるようになることなのです。
解く問題数が倍になるということは、その子の伸びとなる。
そこをしっかりと指導者が見てとり、評価することが重要なのですね。
あとがき
好きなことは、悪戦苦闘しながらでも
やり抜くことができる。
その理由は楽しいからだ。
朝の15分で繰り返し学んだことが
いつのまにか身に付いてくる。
それを先生が認めてくれると、
ますます楽しくなって、
何だってできるような気がしてくる。
教室の楽しい雰囲気が伝わってくるようですね。^^