今日の四字熟語は
未来永劫(みらいえいごう)
福島県の観光キャンペーン始まる
「福の島」「うつくしまふくしま」その福島は、多くの困難を極める課題と向き合ってきた。
汚染水管理、廃炉作業、除染、それに風評との闘いは果てしなく…、途方もない。
そんな未来永劫のことから福島県では、大がかりな誘客キャンペーンが繰り広げられてきた。
復興を観光で支援する「福島ディスティネーションキャンペーン(DC)」だ。
会津はNHK大河ドラマ「八重の桜」効果で回復基調にある。
遠くの親戚も大切だが、隣人と背を向けては展望は開けない。
★今日の四字熟語は★
未来永劫(みらいえいごう)
これから先、無限に長い年月にわたること。
簡単に言うと永遠のことです。
元々は仏教用語で、「未来」とは将来のこと。
「永劫」は想像できないほど長い時間を表し、「未来」を添えて意味を強めた語になります。
仏教では「永」は「よう」とも読むため、
(みらいようごう)とも言います。
「劫」の大元の意味は、仏教の用語ですが、
仏教発祥のインドでの、時間を表す単位の一つです。
無限とも思えるその概念は仏の世界ではそれほどの長さではないのかもしれません。
仏にとって「少し休む」ことが人間の世界では数千年にも及ぶということもあります。
つまり一応限りはあるとされてはいるものの実質的にはほとんど無限、それが「永劫」という時間になります。それにこれから起こる「未来」という言葉を組み合わせてできたのが「未来永劫」なのです。
未来永劫の成り立ちとは
とてつもなく大きな岩があり、その岩に鶴が近づいてきて羽根で岩を軽く払いました。
その後1000年してからまた鶴が現れて、再びその羽根で軽く払ったのです。
これを繰り返して、その岩がなくなってしまうまでの時間が「劫」だというのです。
<用例>
戦争の苦しみを未来永劫忘れない。
<類義語>
万劫末代(まんごうまつだい)
未来永久(みらいえいきゅう)
来来世世(らいらいせせ)などがあります。
あとがき
日本語には漢字もあれば、ひらがな、カタカナ、漢文もあるのに、
英語も多く用いられるようになってきました。
そもそも、このように多くの言葉が日常に出回っているが、
日本語は未来永劫に続いていくのだろうか。
文法も文字もまったく異なる日本語と英語。
日本語と英語とも覚えていけるものなのか。
こんなお話をみつけたので、ご紹介します。
日本語と英語を同時に覚えるコツ
アメリカで子供達を育て上げた日本生まれの人のお話です。
アメリカに永住している日本人で多くの方がやる失敗は、日本語を本気で教えないことです。
なぜそうなるのかというと、子供達の負担を増やすことは可哀想だと思っているからです。
両方教えてしまうと英語の成績が下がってしまうことを恐れているのです。
その結果、その子供達が成人してから、日本語が上手に話せないことに必ず皆後悔しています。
英語は外で覚えてくるので、彼はその教育をことさらやったわけではありません。
ただし、家の中では日本語だけを話すことを強要しました。
きっと、両方の言葉を使い分けることで脳が刺激され、一つの言葉きり話せない人達よりも、言葉に敏感に反応できるようになったのでしょう。
彼等にとっては、日本語と英語を同時に覚えることは、例えば日本語の語彙を2倍に増やす程度の努力ですんだのです。
このように、子供の頭は大人とは全然違っており、子供達が新しいことを覚えるのは大人達の努力と比べれば何でもないことなのです。
漢字を覚えることも同じなはずです。
子供達は小さい時ほど、複雑な漢字を難なく覚えることができるのです。
現に文法学などを教わらずに、子供達は立派な日本語を話していますね。
それを、高校生になってから難しい漢字を覚えさせようとしたら、多くの人達がへこたれて諦めてしまうのは当たり前なのです。