今日の四字熟語は
曖昧模糊(あいまいもこ)
世の中には何を言いたいのか、わからないことがあります。
とかくオブラートに包み、はっきりしないまま、そのドラマは終わっていたということがありました。
また、言葉では理想を掲げていても、よく聞いてみると、何が言いたいのか理解に苦しみ、実に曖昧模糊だなと思うことがあります。
日本人特有の、はっきり物を言わずに霧がかかったような言い方をするのが良いとされていた時代は、とうの昔に過ぎ去りました。
グローバル化されてきた現代では、はっきり、イエス、ノーを言い、自分の意見をはっきり述べることが増えてきたのです。
カレーライスを食べたくなったとき
我が家では日常の食事作りにも自分の好みが反映されています。
突然、カレーライスを食べたくなったとき、面倒くさがり屋の料理人は、インスタントカレーにレトルトのグリーンカレーを1人前分追加します。
すると、あら不思議、インスタントカレーがタイ風グリーンカレーに変身?!
と言うと大げさですが、ココナッツミルクが入った、辛いような甘いような、実に曖昧模糊なタイ風グリーンカレーに変身するのです。
そして、これが美味しい!
子どもから大人まで大好きなカレー。
本格的かどうか云々でなく、このグリーンカレーは簡単で実に美味しいんです。
カレーだから辛いけれどココナッツミルクでまろやか~に甘い感じがいい!
話は変わって素敵な女の子の話
彼女の名は“ごっさん”
あるブログに素敵な女の子が紹介されていました。
名前はごっさん。
どの職場にもリーダー的な女の子が現れる。
しかし、ごっさんはちょっと違う。
ファッションも派手ではないけれどいつも品の良いものを着ていて、持ち物も定番で良い物を少し持つ、髪の毛はいつもツヤツヤ、という本当に素敵な女の子。
彼女が「これはおすすめです」と言えば、みんながこぞって彼女と同じメイクアップケースやファンデーションを買う。
そんなごっさんからの教えの一つがグリーンカレーだった。
ごっさんのグリーンカレー
ある日、ごっさんが「これ、あげますから作ってみてください」とカルディなどで160円くらいで売っているグリーンカレーペーストを同僚に渡した。
そこにごっさんの厳かな説明が加わると、まるでそれが特別なもののように思える。
「これ、袋には一袋全部使うって書いてありますけど、全部使うと辛すぎます。ほんのちょっとでいいんです。具はうちの場合はピーマンと鶏肉だけです。あとは説明通りに作ってください。で、最後に市販の普通のカレールーをひとかけ入れるんです。ここが重要です。普通のカレールーをひとかけ。すごく美味しいです。うちではよく作るんです」
今でも、あの時のごっさんの説明口調をとても良く覚えている。
「最後に市販の普通のカレールーをひとかけです。ここが重要です」
by『90億の神の御名』より
そう、そうなんです。
ごっさんのカレーは私の作り方の順序と逆ですが、要は普通のカレールーと本場のカレールーペーストとのコラボ。
それが簡単でしかも美味しくなるコツなんですよね。
辛いのに、ココナッツミルクの甘さが支配?する曖昧模糊な不思議なカレー!
ぜひ、味わってみてくださいね。
★今日の四字熟語は★
曖昧模糊(あいまいもこ)
物事の実体や実質がはっきりせず、
ぼんやりとして何かはっきりしない様子を表します。
議論などで、言いたいことが何であるか、はっきりしない場合がそれにあたります。
※「曖昧」も「模糊」も同じ意味。
二つの言葉を重ねることによって、より強調したものです。
「模糊」は、「糢糊」とも書きます。
「曖」は「日と愛」からできている形声文字で、
かげる、暗い、はっきりしない、光が少なくて物がよく見えないなどの意味があります。
「愛」という字は、立ち去ろうとして後ろに心がひかれる人の姿を文字化したもの。
<例文>
・この事件は実に曖昧模糊としてわからないことが多い。
・彼の説明は曖昧模糊として全く要領を得なかった。
あとがき
カレーを作るときは大量につくるので、必ず残ります。
残ったカレーはどうするのでしょう?
翌日もカレーライスですか?
大好きなカレーなので、同じでもいいのですが、我が家ではカレーうどんを作ります。
これが定番になっています。
カレーうどんのベースは麺つゆ。
かけうどんを作って、その上に残っていたカレーを温めてのせるだけで、和風カレーうどんの出来上がり!
今度は曖昧模糊な味ではなく、はっきりとした和風に早変わりです。
簡単なので、ぜひ、お試しあれ?