一粒万倍はとても良い言葉ですが、使い方に気をつけて

自殺を止める権利

自殺を止めるのに権利がいるんだとしたら、
その人が苦しんでることにとことん向き合って一緒に解決しようと努力できる人だと思います。

同じような経験をしても感じ方はそれぞれです。結局本人の問題ですが、
この世に生まれたからには、生きていてほしいと思います。
止めてくれる人がいるって、すごいことですよ。独りじゃないんですから。
人間ってそれだけでもう少し生きてみようって思えるものだと思います。

そもそも人間社会に平等なんてありません。
その環境の中で自分で自分の幸せはつかまなきゃなりません。
苦労知らずのお嬢様・お坊ちゃまより、苦労経験がある人の方がよっぽど人間として魅力的です。

嫌なことなんて経験したことない人でも、
自分に生きていてほしいって思ってくれる状況があるのならそれでいい。

人がいる中での孤立より、誰もいない世界での孤立…これが一番辛いですね。

人の温かみというものはすごいですよ。

★今日の四字熟語は★

一粒万倍（いちりゅうまんばい）

わずかなものから大きな利益を上げること。
1粒まいた種が10,000倍もの収穫を上げることができる意から。

「一つの善行が多くの恵みをもたらす」という仏教の言葉が元になっている四字熟語です。

また、それが転じて、例えわずかなものでも、決して粗末にしてはいけないという戒めの意味も含んでいます。

もっと分かりやすくいうと、
手元にあるわずかな物で始めたことが何倍にも膨らんで大きな利益として自分に返ってくるという意味です。
特に仕事始め、開店、種まき、お金を出すことに吉であるとされます。
但し、借金をしたり人から物を借りたりすることは苦労の種が万倍になるので凶とされるので注意が必要です。

例えば、借金やローンを組んだり、けんかなども何倍にもなって返ってくると言われています。

【一粒万倍の由来】

昔、農業をしている人がいて一粒から万倍の稲穂ができたことから。

（一粒撒けば万倍の稲穂が実る）

しかし、この一粒万倍日と決めた人は誰なんでしょうか？
一粒万倍日の一粒万倍は報恩経というものに出てくるようです。

この報恩経は誰が書いたのでしょう？

出家して親を捨てるのは忘恩であるという非難に対して、
一切の衆生(シュジョウ)を棄てないという大慈心をおこすことなのだから、
これこそ真の報恩であると説いた、『報恩経』が出典とされています。
『報恩経』は『大方便仏（ダイホウベンブツ）報恩経(ホウオンギョウ)』を短くしたのだそうです。

世間求利、莫先耕田者、種一万倍
世間に利を求むるは、田を耕す者に先んずるはなし。一を種えて万倍す。
一粒の籾（もみ）が実って稲穂になると、万倍にもなる。

【一粒万倍日とは】
その日取りは節切りで決められており、年によって日は異なります。
一粒万倍日は二十四節気と「日の十二支」によって、次のように決まっています。

何事を始めるにも良い日とされていますが、
借金をしたり、人から物を借りたりすることは、
そのための苦労の種が万倍になるのでよくないといわれています。

ぜひ参考にしてみてください（*^_^*）

立春～啓蟄前日(新暦2/4頃～3/4頃)……丑・午の日
啓蟄～清明前日(新暦3/5頃～4/4頃)……寅・酉の日
清明～立夏前日(新暦4/5頃～5/4頃)……子・卯の日
立夏～芒種前日(新暦5/5頃～6/5頃)……卯・辰の日
芒種～小暑前日(新暦6/6頃～7/6頃)……巳・午の日
小暑～立秋前日(新暦7/7頃～8/7頃)……午・酉の日
立秋～白露前日(新暦8/8頃～9/7頃)……子・未の日
白露～寒露前日(新暦9/8頃～10/7頃) …卯・申の日
寒露～立冬前日(新暦10/8頃～11/6頃)…午・酉の日
立冬～大雪前日(新暦11/7頃～12/6頃)…酉・戌の日
大雪～小寒前日(新暦12/7頃～1/4頃) …子・亥の日
小寒～立春前日(新暦1/5頃～2/3頃)……子・卯の日

【例文】
・社員全員が一粒万倍の気持ちで仕事に臨めば、やがて会社は大きくなるだろう。

・小さなことにも一生懸命積み重ねたことで一粒万倍の大成功を収めた。