二人三脚の意味は~息を合わせること

ninin-sankyaku

★今日の四字熟語は★

二人三脚(ににんさんきゃく)

二人が歩調を合わせ、協力して
物事を成し遂げようとすることのたとえ。

また、走る競技の名。

二人並んで、隣り合った足くびを
ひもで結び固定し、二人合わせて
三本の足で走る競技の名。

仕事を分け持つ二人が一体となって
共通目的に励むこと。

二人三脚の必勝法

二人三脚は、体育祭の定番競技。
二人で息を合わせて走るのが楽しく、
また難しくもあり、盛り上がる競技です。

しかし、どうせやるなら勝つべし!

★二人三脚で上手く走るコツ

パートナーと息を合わせて練習しましょう。
結んだ二人の足を一本の足として走る
ことが上手く走るためのコツです。

手ぬぐいやひもなどを使って足を結ぶ
ことが多いかと思います。基本的には、
痛くならない程度にきつく縛ります。

足がずれる余裕があると転びやすいですし、
ゆるいと紐がとれてしまうのではないかと
不安になりますからね。

普通にまとめて縛るか、8の字に結ぶという
やり方が良いです。

一方、二人の足がずれても調整がきくという
ことで、緩めに結ぶ方法も裏技的にあります。

★歩幅の合わせ方

二人の歩幅や走る速さに差がある場合は、
歩幅の小さい人・遅い人(A)に合わた方が
良いでしょう。

大きい・速い人(B)に合わせると、
追いつけずに転びやすいです。

足の速い人と一緒に走ると、いつもより
速く走れるということがあります。

Bの流れを借りながら、Aも出来るだけ大きく
足を開いてぐんぐんと前に進むことが
出来るように練習しましょう。

そしていつもの120%の力で、
Bをリードして走りましょう。

歩幅の大きい人・足の速い人は、
小さい・遅い人の120%のリードに寄り添う
形でアテンドできると良いです。

★いきなり二人三脚練習しない

ひとりひとりの走り込みから
練習するのがおすすめです。

その後は二人で足を結ばずに並んで、
同じ歩幅で歩く・走る練習をして
息を合わせましょう。

前を向いたまま息を合わせて走れるように
なってきたら、足を結んでチャレンジです。

★掛け声をかける

息を合わせるには、声がけをしながら走ること。
定番は「1,2、1,2、」ですね。

1で内側の足を出す、2で外側の足を出す
等と決めて、どちらの足をいつ出せばいいか
分かるようにします。

★スタート前

スタートの合図でいきなり足を出すのは
ズレが起こりやすいです。

スタートの前に足踏みをして出たり、
真ん中の足を下げておいたりすると
リズムがとりやすいですよ。

★視線は前

足を見ているとリズムが狂いやすいですし、
ブレーキになってスピードも出にくいです。
早く走るためにも、視線は前を向いて走りましょう。

途中で足元を見ないように注意!
転倒につながります。

★足は外に出す

足は外方向気味に出して走るようにします。

特に女子は内股で走る子も多いと思うので、
相手の足を引っ張るような形になってしまいがちです。

★ぐっと密着

足だけでなく体も、とにかく
お互いくっつきましょう。

体が一体となっていれば、
軸がしっかりとして
足運びもスムーズにいきます。

男女だったりすると、恥ずかしい~
ということもあるかもしれませんが、
勝負に恥ずかしさは持ち込むことなかれ!!

本気でやれば楽しい思い出になりますよ!

<用例>
・官民の二人三脚で研究を進める。
・友人と二人三脚で事業を興す。
二人三脚で家庭を築く。

親子で二人三脚の人生

視覚障がいを持つピアニスト辻井伸行さんの
母親として知られる、辻井いつ子さんの
家庭教育講演会が郡山市中央図書館であった。

子どもの才能の見つけ方、伸ばし方

講演は、プロのピアニストを目指した
親子の二人三脚の人生や子育ての経験を熱く語った。

障がいをもって生まれた伸行さんの子育てに
悩んだいつ子さんが、どう子育てをしたのか。

いつ子さんを救ったのは、
「普通に育てたらいい」という
視覚障がい者からの助言だった。

育児書に頼ることや
他人と比較することをやめ、
「この子はこの子のペース。どうということはない」と考えるようにもなった。

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同じ曲を聴いても、演奏者が変わると
伸行さんの反応が変わることにも気づき、
おもちゃのピアノを与えたのが初めての楽器。

いつ子さんが口ずさんでいた「ジングルベル」。
わずか2歳3カ月で突然弾いたことに驚き、
本物の音に触れさせたいと思い、
ピアノを買い与えた。

「やってみたいことは、やらせて体験させる
のが大切」とし、「そうしたことが
『元気が出て、明るくなる』と言われる
伸行さんの演奏に結びついているのではないか」と付け加えた。

「花は視覚的なものだけで感じるのではない」という考えから、
花火大会や美術館の展覧会にも二人で出かけ、
伸行さんに説明しまくったという。

わが子の才能をいかに引き出し、伸ばすか

「子どもが何かやってみたいと言った時、
『あなただったらできるかもしれない』と
言ってあげることが、可能性を摘み取らず、
信じてあげるということ」

「結果を出そうとするのではなく、
好きなことに打ち込むことが大切」とも話し、
先般の東日本震災と重ね合わせ、

「思ってもみなかったことに出合った時、
苦しい時には短いスパンを考えて、
今日一日のことだけを考えて過ごすことが
あきらめないことにつながる、
あきらめないで」と結んだ。

あとがき

幼い子供が一人で自分の道を見つけられる
という可能性はほとんどありません。

子供が好きそう、合いそうだと思ったら、
親が道筋をつけてあげるべき。

伸行さんは雑誌のインタビューで、
「母は、僕が幼いころから目が見えないのに
美術館に連れていって、絵について
たくさん説明してくれました。

今思えば、こういうことを経験させてもらったのが大きかった」

二人三脚はここから

「うちの子にはなんの才能もないのですが・・・」

ときどきこうおっしゃる方がいます。
でも、どんな子にも才能があるのでは。

わが子に対して、
「容姿がいいからモデルになれるかも…」
「表現力があるから劇団に入れようかな…」
「運動神経がいいから、サッカーをやらせてみようか…」
などなど、親の想いはさまざまです。

「子どもの自主性に任せる」というケースも
もちろんあるのですが、

幼いころは親が気づき、さまざまな体験をさせたり、レールを作ったりすることも、
大切な作業になるのですね。


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