★今日の四字熟語の意味は★
独立独歩(どくりつどっぽ)
「独」という言葉が2つ入っていますね。
この漢字からも「一人」という言葉が連想されます。
自分の信ずる道へ
他人に頼らず(=独立)、自分の力で信ずる道を進んでいく(=独歩)こと。
物事をなすに当たっての志がしっかりとしていること。
英語に訳すと「Going My Way」
「1人だけで歩くこと」から派生して
「自分自身の意志と力で物事をすること」
「比べもののないほど優れていること」の意味が生まれました。
【由来】
「独歩」は「無門関」(中国宋代の禅僧・無門慧開の編さんした公案集)より
<例文>
・私はまったく独立独歩の生活をして、その冬の終わりまで森の中で暮らしました。
ロフティング『ドリトル先生物語07巻 ドリトル先生と月からの使い』より
・なんだってきみは、独立独歩でやろうとされないんです?
なんだってきみには、そんなに自由が気に入らんのです?
チェーホフ/中村白葉訳『チェーホフ短編集「退屈な話」』より
・独立独歩で商いをしてきたと自負のあるこの身には、それは恐ろしい事実だった。
自分がちっぽけな存在であることは理解していても、ただの歯車であると認識したことはない。
支倉凍砂『狼と香辛料Ⅸ 対立の町<下>』より
自分の道を進むには
物事、何でもそうですが、
一瞬思い通りになったことがあったとしても
すぐに風向きが変わり、
思うようにいかなくなることがあります。
そんな時どうするか・・・
投げ出して逃げてしまう?
それとも良い風が吹く時期を待つ?
新たな道を模索して別の方向へ舵を切る?
覚悟を決め、ブレずにその道を突き進む。
するとそこに何かを見つけ、
そこで自分の道を進むことができたなら。・・
独立独歩する。
最後の選択は精神的強さと、努力と、覚悟。
分からない人には一生分からないのでしょうけど、
分かる人にしか分からないのもまた魅力。
万人に分かってもらおうなどという考えは
毛頭ないし、分かってくれる人が
分かってくれればいいと媚びないで
一貫してるところも素敵なんですよね~
独立独歩を貫く人は、他人ではなく自分を頼りにします。
自分に正直な行動をとり、
言いたいことはいいますが、
他人を責めず、責任を自分で負う覚悟がある。
自分を信じているからこそ、
何を言われても気にせず、
どこ吹く風と笑い飛ばせるのです。
なぜなら、自分が心から幸せだと感じられる
生き方を出来る人が人生の勝者ですから。
あとがき
仏教に、三心という信心の考え方があります。
まず一に至誠心。
阿弥陀仏を心に念じて極楽往生を願うことです。
二には深心。
「私は罪を繰り返して、何度も輪廻転生をする。
でも心から阿弥陀様を信じれば極楽へ行ける」と
心の底から信じる心を言います。
三に廻向発願心。
会得した功徳を、他人を救うことで分け、
一緒に極楽往生を望む心です。
とにかく、強い心を持って信じることが肝要と
されています。
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通称、猫ばぁは、
多摩川河川敷に住む猫たちに
毎日毎日、エサを運んでいます。
それが猫ばぁの心にぴったりと収まったから‥。
自分に合った道を見つけたら、
それを信じて突き進むのが
いい人生を送るコツだと思うのです。